本当なら年明けは3月ごろまで暇な時期が続いているんですが、
今年は大変ありがたいことに忙しくさせていただいております。
本当に感謝です!
さて、先日の工事になりますが、大正時代から残っている蔵の屋根の棟積みかえ工事をさせていただきました。
最初ご相談いただいたときは鬼瓦が倒れている気がするといったご相談でした。
いざ屋根に上って点検すると、棟の銅線が殆ど切れてしまってます。

住宅密集地に建っており、瓦が落ちると心配なので棟瓦の積み直し工事をご提案。
ご検討の結果、棟瓦の積み直し工事になりました。
まずは棟の解体工事。

熨斗瓦がずれていたり棟の中の土が空洞になっていたりで状態が思ったよりも悪かったけど
鬼瓦を外したら鳥の巣がビッシリ。まぁこれは悪い事ではないか・・・。
大きな鬼瓦は影盛の8寸台付。瓦専用の補修スプレーで新品同様になり見た目もバッチリ。

今回使用する熨斗瓦は天神熨斗という反った熨斗瓦。
パッキンで隙間をあけながら積んでいきます。
隙間があることで雨水の切れもよくなると良い点もあります。

完成後の写真がこちら。
隙間が綺麗にそろって見た目もバッチリ。

お客様にも喜んでいただけ、とても良かったです。
前回が大正時代で今回が令和。次はいつになるのかな?
長く残る屋根を工事させてもらえるのは嬉しいですね。
屋根のことならお気軽に北野瓦店にご相談くださいね。