2017年02月28日

瓦を鉄くぎで止めちゃダメ!

2月に入って急に忙しくなり、バタバタしてたらブログの更新忘れ。

今年は頑張るぞっと思ったんだけど・・・。
いつもの悪い癖です。

先日、塗装屋さんから「瓦が何枚も割れてるんだけど直せる?」
とのご相談を受け、行ってきました。

まぁ良くあることです。
乗って割ってしまうとか(汗)


さぁ現場に着いたから見てみようと思って登ってみると・・・、

( ゚Д゚)


035.jpg

1枚や2枚どころではありません。

桟瓦も数枚割れてるし、袖瓦もパックリ割れちゃってます。

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それよりもこの違和感。
なんで最後の列の瓦がこんなに幅が狭いのか?

038.jpg

これでは雨が漏って当たり前。

恐る恐るめくってみると、やっぱり垂木と破風板が腐ってました。


042.jpg


ちなみに瓦の割れた原因は乗ったせいじゃなく(塗装屋さんごめんなさい)
ステンレス釘を使うところ、鉄くぎで止めたせいで錆びて膨張し、瓦が耐えれずに割れてしまったものです。

でもそんな事も忘れてしまうくらい、めちゃめちゃな施工。
お客様が気の毒です。

鉄くぎを使ってるから全部葺き替えをとは、お客様の年齢もあるので
今回は、今割れている瓦の差し替えと、一定範囲の葺き直し。

012.jpg


S瓦は横に融通が利くので、ちょっと考えれば最後の列を1枚もので終わらせることなんて簡単なこと。
なんで施工した瓦屋さんはこれで良いと思ったのか、不思議です。

013.jpg

最後に取り換えた破風板に鈑金を取り付け完成。

最後まで残ったモヤモヤ感はどうすればスッキリするんでしょうか?

posted by 北野瓦店 at 20:36| Comment(0) | 修理
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