2022年02月22日

一宮市で蔵の棟積み直し工事

最近忙しい日々が続いています。

本当なら年明けは3月ごろまで暇な時期が続いているんですが、
今年は大変ありがたいことに忙しくさせていただいております。

本当に感謝です!

さて、先日の工事になりますが、大正時代から残っている蔵の屋根の棟積みかえ工事をさせていただきました。
最初ご相談いただいたときは鬼瓦が倒れている気がするといったご相談でした。

いざ屋根に上って点検すると、棟の銅線が殆ど切れてしまってます。


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住宅密集地に建っており、瓦が落ちると心配なので棟瓦の積み直し工事をご提案。
ご検討の結果、棟瓦の積み直し工事になりました。

まずは棟の解体工事。

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熨斗瓦がずれていたり棟の中の土が空洞になっていたりで状態が思ったよりも悪かったけど
鬼瓦を外したら鳥の巣がビッシリ。まぁこれは悪い事ではないか・・・。

大きな鬼瓦は影盛の8寸台付。瓦専用の補修スプレーで新品同様になり見た目もバッチリ。

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今回使用する熨斗瓦は天神熨斗という反った熨斗瓦。
パッキンで隙間をあけながら積んでいきます。
隙間があることで雨水の切れもよくなると良い点もあります。

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完成後の写真がこちら。
隙間が綺麗にそろって見た目もバッチリ。


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お客様にも喜んでいただけ、とても良かったです。
前回が大正時代で今回が令和。次はいつになるのかな?
長く残る屋根を工事させてもらえるのは嬉しいですね。

屋根のことならお気軽に北野瓦店にご相談くださいね。



posted by 北野瓦店 at 17:40| Comment(0) | 修理

江南市突風被害による棟瓦補修工事

2月も後半になり、そろそろ暖かくなると思いきや・・・

いつまで経っても寒い((+_+))

ここ数日は毎日のように雪が舞い、凍えるような寒さです。
北風も凍えた体に突き刺さるような強さで、毎日毎日マスクの下では鼻水垂らして踏ん張ってます(汗)

来週からは暖かくなるという予報なのでもう少しの辛抱ですね。
花粉症の僕にとっては、辛い季節の始まりでもありますが・・・(滝汗)

さて、先日の工事になりますが突風で棟瓦が飛んでしまった住宅の修繕工事に行ってきました。

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去年の年末に台風か!というくらいの突風が吹き荒れ、何件か修理のご相談をいただいたうちの1件です。
こういった被害の場合は火災保険の適用がされることがあるのでお客様には保険申請をお勧めしています。

今回は棟瓦の釘穴から雨水が浸入して木下地を痛めてしまい、そこに突風の力によって棟瓦が飛ばされてしまったので、棟下地ごと取り替える工事をご提案しました。

まずは棟瓦と漆喰を外します。

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今度は樹脂製の棟下地を取り付けます。樹脂製なので雨水によって痛む心配がありません。

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屋根用のモルタルを周りに塗り込み、棟瓦をステンレス製のビスで固定して完成です。

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これで台風などでも瓦が飛ぶ心配も大幅に減少します。
瓦屋根はしっかりした施工がされていれば台風などにには負けません。

屋根のことでお困りのことがあれば瓦専門の屋根工事店にご相談くださいね。

瓦のことならお気軽に北野瓦店にご相談ください。


posted by 北野瓦店 at 16:55| Comment(0) | 修理